やってはいけない!車の売却の注意点その2:心理編


車の売却検討

車を高く売却するためには、自分自身の心理状態を適切に保つことも大きな意味があります。
今回は車の売却における注意点として、心理的な面で気をつけるべきことを紹介していきます。

「今すぐ売りたい!」という気持ちを悟られてはいけない!

焦りは査定価格が低くなる要素となる

車を売却する理由として、今すぐに車の売却によるお金が欲しいという場合は、注意が必要になります。なぜならば、今すぐに車を売りたいという気持ちや焦りを査定士に悟られると、査定価格が低くなるかもしれないからです。

査定士はできるだけ車を安く買おうとします。もしも、こちらがすぐに売却したいという意向があると分かれば、その弱みに付け込んで低い査定価格を提示する可能性が高いです。

このような、査定価格が低くなる可能性をなくすためにも、焦りを見せずに弱みに付け込まれないようにしましょう。

他社と平行査定をする

焦りがある場合、一つの買取業者から提示される査定価格で妥協して、即決即断をしてしまいがちです。このような悪いパターンに陥らず、心理的な落ち着きを維持するための一つの方策が他社との平行査定です。

平行査定をしていれば、一つの査定価格だけで妥協をすることはありません。それに、他社と査定を平行しているという理由で、業者との交渉にも持って行くことができます。

たとえ本当に早く車を売りたいと思っていたとしても、その焦りをカバーできるような方策を取ってください。平行査定はその方策の一例です。その他にも使える策を、いくつか用意しておきましょう。

車の売却と購入を同一のお店で済ませようとしない

新車購入の際に損をすることがある

車の売却は多くの場合、新車の購入とセットになっていることが多いです。ですので、新しく車を買う店で車を売却すると楽だという心理が働きます。しかし、このようなケースでは、損をするかもしれないので注意してください。

なぜ損をするかというと、新車の購入の値引きを条件に、古い車の査定価格が低く抑えられるようなことがあるからです。このようなことが起こる点からも、売却と購入を同じ店で済ませようとしないでください。

たとえ面倒であったとしても、別のお店で売却と購入を済ました方が、査定価格の面でメリットがあります。

詳しくはこちらの記事へ→下取りと買い取りの違いを知ろう

車の購入は別のお店で決めておく

車の売却と購入をしてしまいそうな心理は、あらかじめ、購入する車を別のお店で決めておくことで回避できます。

車を売ること自体は、査定がある関係で手間がかかります。しかし、購入する車を検討するのは、複数のお店を見て回れるだけの余裕があります。まずは、購入する車を先に見ておくと心理的に安心します。

ただ、購入したい車が売却するお店にある場合は、無理をして別のお店で車を買う必要はありませんよ。

車を売る時の心構えの要点をチェック

買取業者に与える印象が大切

車はそれ本体の価値だけではなく、その交渉の場で査定価格が変動します。そして、その査定価格を左右するのが、車を売る側の交渉力です。その交渉力において、一番大切なのが、買取業者に与える印象になります。

車を売ることに対して焦っているとか、おどおどしている、などの印象を与えるとマイナスです。そこに目をつけられて、安い査定を持ちかけてくるでしょう。

たとえ買取に対して知識がそれほどなかったとしても、内心焦りがあったとしても、それを表に出さないでください。そして、こちらが満足のいく買取をしてもらうという態度を示すようにしましょう。

代替案をいくつか用意しておく

買取業者一つと交渉をしたり、一つの方法だけで売却を進めた場合、業者のペースに飲まれてしまいがちです。それに、比較対象となる事柄もありません。ですので、一つの買取業者のみや、一つの売却案だけではなく、代替案をいくつか用意しておくと良いです。

代替案を用意しておけば、交渉の際に、それを引き合いに出すことができます。ですので、それが先述した、心の落ち着きにも良い方に影響してきます。

「この方法でしか売れない!」と決め付けるのではなく、一つの方法がダメだった時の策も練ってから売却を進めていくと良いです。

まとめ

車の売却は、その査定価格に交渉が大きく影響します。そのため、必然的に心理面での意識も欠かせない要素になります。
今回紹介したような点を意識して、心理的に負けず、車を売却できるようにしてみてください。